臨床検査技師 国家試験対策 勉強法ノート

Waaler-Rose反応

 

慢性関節リウマチ

 

RF(リウマチ因子)
 慢性関節リウマチ(RA)に認められるヒト変性IgGに対する抗体
 主にIgM(A、G、Eもある)
 その他、抗コラーゲン抗体も関与

 

RA(慢性関節リウマチ)
 中年女性に多い HLA−ClassU DR4と相関
 免疫複合体・・マクロファージによる
 形質細胞・・・抗コラーゲン抗体産生
 滑膜細胞・・・IL1、6、8

 

感作赤血球凝集反応
Waaler-Rose反応 ウサギIgG + ヒツジRBC
RAHA      ウサギIgG + ヒツジRBC
APA       ヒトIgG + ゼラチン粒子
RA        ヒトIgG + ラテックス粒子
ELISA      ヒトIgG + マイクロプレートに固相

甲状腺検査

 

抗サイログロブリン抗体(ATG)
抗マイクロゾーム抗体 (AMC)
TSH−R抗体

寒冷凝集反応

 

マイコプラズマ肺炎、寒冷凝集素病、悪性リンパ腫で上昇

 

IgM性 規則性正常抗体(κ型)
抗I特異性を示す自己抗体
健常者血清にも40〜90%存在
オモテウラ検査 不一致の原因(ウラ検査O型に凝集)

 

直接赤血球凝集反応
O型、自己血球、同型血球
不活化・・不要

 

 

赤血球に対する自己抗体
 温式抗体
自己免疫性溶血性貧血 ・・・ クームス試験
 冷式抗体(抗I特異性 IgM)
寒冷凝集素病 ・・・ 寒冷凝集反応
 Donath-Landsteiner抗体(抗P特異性 IgG)
発作性寒冷血色素尿症 ・・・ Donath-Landsteiner反応

 

 ※発作性夜間血色素尿症・・・自己抗体ではなく、溶血素がなくても補体が吸着
   Ham試験、Crosby試験、ショ糖試験

血清補体価(CH50)

 

感作ヒツジ赤血球の50%を溶血させるのに必要な補体量

 

Von Kroghの曲線より・・ 20〜80%で直線性を示すため、
50%溶血を見た方が100%溶血よりも定量的・再現性に優れる

 

Mayer法(溶血反応)
GVBゲラチンベロナール緩衝液(Ca、Mgイオン含有)
正常値:30〜40 U/ml

 

低補体価を示す疾患で重要な検査
・肝硬変末期
・V型アレルギー
・先天的欠損

抗核抗体

 

酵素抗体法・・・ペルオキシダ-ゼ
蛍光抗体法・・・FITC、RITC

 

核材料
 ラットorマウス 肝切片
 ヒトWBC
 ニワトリRBC
 培養細胞(HEP-2)ヒト咽(喉)頭癌細胞

 

直接法
 1回の反応で済む
 低感度、特異性は高い
 抗原の種類に応じた抗体が必要

 

間接法
 反応が煩雑、非特異反応有
 高感度
 数種類の抗原に対応が可能

 

標識法
 あらかじめ標識しておく

 

未標識法
 抗原抗体反応後に標識する
 抗体活性が保たれる、鋭敏である
 ProteinA法
  Sta.aureus壁の糖蛋白でIgGのFcと特異的に結合

 

ビオチン・アビジン法
  アビジンはニワトリ卵白に含まれる蛋白
  抗原抗体よりも結合力が強い

 

抗核抗体
 peripheral(辺縁)
  抗DNA抗体 ds,ss : SLE(全身性エリトマトーデス)

 

 speckled(斑紋)
  抗sm抗体 : SLE(全身性エリトマトーデス)
  抗UIRNP : MCTD(混合性結合織病)
  抗SS-A、抗SS-B : SJS(シェ―グレン症候群) 

 

 discrete〜speckled(散在〜斑点)
  抗セントロメア抗体 : CREST症候群

 

 homogeneous(均質)
  抗ヒストン抗体 : 薬剤ループス

 

 nucleolar(核小体)
  抗RNAポリメラーゼ : SSC(全身性硬化症:強皮症)

 

 

細胞質抗体
 PM/DM(多発性筋炎/皮膚筋炎):抗JO-1抗体
 PBC(原発性胆汁性肝硬変):抗ミトコンドリア抗体

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