臨床検査総論のまとめ
ここでは、臨床検査総論(一般検査)について覚えるべき項目と
内容をまとめてみました。
試験紙法を含めた尿検査、便検査、穿刺液、髄液検査などで
ポイントとなる部分です。
臨床検査総論まとめノート 臨床検査技師国家試験記事一覧
尿検査@ 臨床検査技師 国家試験対策
腎糸球体基底膜を通過する原尿量(腎糸球体ろ過量)は、成人で150〜180リットル/日。 その99%以上が尿細管で再吸収される。したがって1日の尿量は1000〜1500ml/日。 腎血漿流量:RPF 腎糸球体ろ過量:GFR 腎糸球体ろ過率:GFR/RPF サイズバリア:糸球体基底膜を通過できるサイズは...
尿検査A 臨床検査技師 国家試験対策
尿蛋白 定性 ・熱凝固・・・煮沸 ・沈殿法・・・20%スルホサリチル酸 ・試験紙・・・pH指示薬TBPB(テトラブロムフェノールブルー)の蛋白誤差を利用 定量 ・エスバッハ ・・・ ピクリン酸 ・キングスベリークラーク ・・・ 3%スルホサリチル酸 ・トネイン法 ・・・ ...
尿検査B 臨床検査技師 国家試験対策
作成方法 1 尿をよく混和し、遠沈スピッツに10mlを入れる 2 遠心分離機にて1500rpm×5分間(500G) 3 0.2mlを残し上澄みを捨てる(アスピレータ、デカンテーション) 4 沈渣を混和し15〜20μlをスライドガラスにのせ、カバーガラスを載せて鏡検染色法 S染色:Stern...
便検査 臨床検査技師 国家試験対策
便検査便性状 タール便 ・・ 上部消化管出血 新鮮血便 ・・ 下部消化管出血 米伽汁様 ・・ コレラ 緑色便 ・・ 新生児、スモン病、緑膿金 灰白色 ・・ バリウム、完全胆道閉塞 粘血便 ・・ カンピロバクター、日本住血吸虫 脂肪便 ・・ 吸収不全症候群 粘液便 ・・ 過敏...
髄液検査 臨床検査技師 国家試験対策
髄液検査 特に中枢神経系感染症、中でも細菌性髄膜炎の鑑別診断に重要 ・髄液圧 炎症、腫瘍、出血などで上昇 側臥位で60〜150mmH2O Quecknstedt 試験 圧測定に際し両側頚動脈を圧迫すると、正常では急速に圧が 上昇するが、クモ膜下腔の閉塞で圧が上昇しない...
穿刺液検査 臨床検査技師 国家試験対策
穿刺液(滲出液、濾出液) 色調・混濁 無色〜淡黄色 ・・・ 正常 黄緑色〜緑色 ・・・ 細菌感染 橙色〜暗赤色 ・・・ 出血 黄白色〜白色 ・・・ 化膿性炎症、リンパ管閉塞検査項目滲出液濾出液比重1.018以上1.015以下蛋白4.0mg/dl以上2.5mg/dl以下蛋白比(穿刺液/血清)0...