臨床検査技師 国家試験対策 勉強法ノート

病理検査法まとめ

病理学的検査法のまとめです。

 

・固定法・脱灰・包埋・薄切・染色・封入などなど

 

固定は対象とする組織によってホルマリンだけではなく、アルコール等も用いられます。染色法は何を染めるかで様々な染色法と染色剤の組み合わせがあり、なかなか憶えるのに苦労しますね。代表的なものを整理しました。

病理検査  臨床検査技師国家試験対策勉強法記事一覧

病理検査 固定・脱灰法

【目的】 ・組織、細胞の自己融解防止 ・生きていた状態になるべく近い状態の構造をとらえる ・染色性を高める【原理】 ・水、帯電による「ゾル」 ⇒ 水除去、帯電変化により「ゲル」へ ・量−組織片の5〜10倍 ・時間−過不足により染色性阻害 ・変形防止   脳−脳底動脈下に糸をくぐらせ吊る   肺−気管...

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病理検査 包埋・薄切

【パラフィン】 ○−薄く切れる、連続切片、半永久保存、染色性害さない、短時間、容易に除去 ×−高脂による収縮、脂肪消失、大切片が難しい【セイロジン】 ・溶解−無水エタノール、保存−70%エタノール ○−大切片が可、収縮・硬化回避、脳神経、心全体観察、甲状腺 ×−時間がかかる、薄く切れない【凍結切片】...

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病理検査 染色法

【酸性色素】 ・負に帯電、アルコールより水に溶けやすく細胞質に適する ・エオジン、ライト緑、ピクリン酸、酸フクシン、オレンジG【塩基性色素】 ・正に帯電、アルコールに溶けやすい、核染 ・メチル青、メチル緑、ゲンチアナ紫、チオニン、トルイジン青【間接染色】 ・染色前に媒染剤(Al、クロム、Fe等の水酸...

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