臨床検査技師 国家試験対策 勉強法ノート

【目的】

　・組織、細胞の自己融解防止
　・生きていた状態になるべく近い状態の構造をとらえる
　・染色性を高める

【原理】

　・水、帯電による「ゾル」 ⇒ 水除去、帯電変化により「ゲル」へ
　・量−組織片の５〜１０倍
　・時間−過不足により染色性阻害
　・変形防止
　　　脳−脳底動脈下に糸をくぐらせ吊る
　　　肺−気管支注入固定
　　　胃・腸−板にピンでとめる
　　　腎・脾−割を入れる（被膜）

【１０％ホルマリン】

　・ホルムアルデヒド　３．７％

【中性ホルマリン】

【リリー緩衝ホルマリン】

　・ホルマリン＋第一リン酸Ｎａ＋第二リン酸Ｎａ

【等張ホルマリン】

　・１０％中性ホルマリン＋ＮａＣｌ

【ブアン液】

　・ホルマリン＋ピクリン酸＋氷酢酸
　・１〜２時間

【純アルコール】

　・脱水、脱脂作用が強い（収縮、硬化、ＴＧ溶解）
　・○−糖原、粘液、鉄、核酸
　・×−脂肪

【カルノア液】

　・純エタノール＋クロロホルム＋氷酢酸
　・長時間入れると収縮、溶血

【アセトン】

　・５℃で用いる
　・ホスファターゼ、リパーゼ、エステラーゼ

【ミューラー】

　・重クロム酸カリウム

【オルト】

　・重クロム酸カリウム＋ホルマリン

【ヘリー】

　・重クロム酸カリウム＋ホルマリン＋昇汞

【ツェンカー】

　・重クロム酸カリウム＋氷酢酸＋昇汞

【スーサ】

　・重クロム酸カリウム＋氷酢酸＋昇汞

【マキシモウ】

　・重クロム酸カリウム＋氷酢酸＋昇汞＋ホルマリン

【前固定】

　・２〜４％グルタールアルデヒド

【後固定】

　・２〜４％四酸化オスミニウム

【４％ＰＦＡ】

　・パラホルムアルデヒド・・・蛋白系抗原

【ＰＬＰ】

　・ＰＦＡ＋メタ過ヨウ酸Ｎａ＋リン酸緩衝液

【ザンボーニ】

　・ＰＦＡ＋ピクリン酸

【脱灰】

　・骨、歯、石灰化、結石等、固定後、包埋前に処理
　・室温１５℃、蓋をしない
　・過脱灰−核の染色性低下

【迅速脱灰法（Ｐｌａｎｋ-Ｋｙｃｈｏ）】

　・塩化アルミニウム＋ギ酸＋塩酸 ⇒ ５％硫酸Ｎａ（中和）

【その他】

　・酸−硝酸、ギ酸、塩酸、ＴＣＡ
　・ＥＤＴＡ
　・イオン−交換樹脂
　・電気脱灰法−炭素棒（陽極側に！）

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