臨床検査技師 国家試験対策 勉強法ノート

輸血検査は臨床免疫学の中で学びますが、実際の仕事の中では「輸血部」のよおうに独立した部門となっている病院もありますね。

輸血検査は一歩間違うと大変なことになりますので、臨床検査の仕事の中でも非常に気を使う検査の一つだと、たぶん臨床検査技師で輸血検査に携わったことのある方ならだれもが思っているはずです。

そんな人の命に直結するコワ〜イ検査の輸血検査。。

もし輸血検査室に配属されたら？とか、一人で当直している時に緊急で輸血検査のオーダーが出たら？　迅速に間違いなく検査結果を出せないと困ります。かくいうボクもこれまでの大震災時や、緊急オペ等で大変な思いをしたことがあります（何とか無事に検査できましたが。。）。

ほんとにとっても大事な部分なので、ちゃんと理解＆整理しておきたいところですね。

【輸血の適応】
　出血、循環血漿量減少、貧血、血小板減少、膠質浸透圧低下、凝固因子欠乏、免疫不全など。　
　原則、必要とする血液成分のみを輸血する ⇒ 成分輸血（副作用↓、有効利用、効果大）

【輸血製剤】
　・ＭＡＰ（赤血球製剤）
　・ＰＣ（血小板製剤）
　・ＦＦＰ（新鮮凍結血漿）
　・全血
　・グロブリン製剤

【Type＆Screening】
　ＡＢＯ式血液型、Ｒｈ（Ｄ）のタイピングと不規則抗体スクリーニングを行っておく。
　Ｒｈ（Ｄ）＋、不規則抗体−であるなら、クロスマッチは必要時に行う。

【自己輸血】
　貯血式、希釈式、回収式
　ＥＰＯ（ＧＭ、ＣＳＦ）の利用